【取扱説明書】

SPS型圧力スイッチ

適用機種:SPS-5・SPS-8・SPS-18各シリ-ズ
圧力スイッチの動作圧力値は、御注文仕様に基づき調整されておりますが、都合により動作圧力値を変更する場合は下記の要領に従い調整してください。
注意:必ず電源を切ってからカバ-を外し調整を行ってください、感電の恐れあります。

1.調節ネジAを廻した場合
①上限動作圧力値と下限動作圧力値との差(ディファレンシャル)は、そのままで両動作圧力値が移動します。
②右へ廻すと(指針はL側へ移動します)動作値は下がります。
③左へ廻すと(指針はH側へ移動します)動作値は上がります。
④指針が目盛より外れない様に注意してください。
(スプリングのガタ付きがでるまで、右に廻さないでください)

1.調整例
〈工場出荷時仕様〉
上限作動圧力 0.50MPa
下限動作圧力 0.40MPa
〈左へ廻した場合〉
上限作動圧力 0.55MPa
下限動作圧力 0.45MPa
となります。
〈右へ廻した場合〉
上限作動圧力 0.45MPa
下限動作圧力 0.35MPa
となります。
ディファレンシャルは
0.50MPa-0.40MPa=0.1MPa
0.55MPa-0.45MPa=0.1MPa
0.45MPa-0.35MPa=0.1MPa
となり基本的には変わりません。
〈端子の接続方法〉

端子記号 スイッチ動作
圧力上昇にてOFF
圧力下降にてON
-③ 圧力上昇にてON
圧力下降にてOFF

2.調節ネジBを廻した場合
①下限動作値はそのままで上限動作値のみ移動します。
②右へ廻すと(接点間隔が狭くなる)上限動作値は下がります。
③左へ廻すと(接点間隔が広くなる)上限動作値は下がります。
④接点間隔は0.3~1.0mmより外れない様にしてください。

2.調整例
〈工場出荷時仕様〉
上限作動圧力 0.50MPa
下限動作圧力 0.40MPa
〈右へ廻した場合〉
上限作動圧力 0.45MPa
下限動作圧力 0.40MPa
となります。
〈左へ廻した場合〉
上限作動圧力 0.55MPa
下限動作圧力 0.40MPa
となります。
ディファレンシャルは
0.50MPa-0.40MPa=0.1MPa
0.45MPa-0.40MPa=0.05MPa
0.55MPa-0.40MPa=0.15MPa
となり変わります。

3.上・下限動作圧力値を任意の動作圧力値に調整する場合
①下限動作圧力値を上記「1」の要領で合せてください。
②上限動作圧力値を「2」の要領で合せてください。

3.調整例
上限0.50MPa、下限0.40MPaを
上限0.55MPa、下限0.35MPaに
変更する場合
①調節ネジAを右回転して下限0.35MPaを合せます。
②調節ネジBを左回転して上限0.55MPaを合せます。